どっしりと構えるオオサンショウウオの姿を鮮やかな手びねり技法で再現。今にも動き出しそうな存在感が実物に迫るいきおい。小さな目は、最初は試験的に穴を開けて制作したが、試行錯誤の末、小さな粘土を貼り付けて厚めに釉薬をかける方法で制作。
土から手づくりし、純粋な常滑の土で作陶しているため、唯一無二の風合いがある。全体にまだらにかかった灰釉が川底のひっそりとしたオオサンショウウオらしさを感じさせる。

作家：金子充義
サイズ：W120×D310×H45(mm)　重さ：1040g